FACILITY _ 2023
SHOWROOM / OFFICE
広がり実る空間
博多駅にほど近く、昼夜問わず毎日多くの人々が行き交う交差点、道路、歩道。そこに開放的な全面窓で寄り添う建物の魅力を活かしつつ、飾り棚によるリズミカルな解放と隔たりにより、 内外のつながりをゆるやかにした住宅会社ショールーム兼オフィス。
店内では、ショールームフロアをひとつの街にみたて、各部屋の角度や質感のランダム性により街並みを再現。そこでは、訪れる人それぞれの未来への憧れや語らいが生まれ、夢が広がり、それらが一つひとつ彩り鮮やかに実っていく。フロア中央に配されたツリーのシンボルには、そんなメッセージが込められている。
行き交うの人の賑わいに
適度な存在感を確立する
電飾サイン、プロモーション用モニター、キーワードサインやライティングの演出などによる動のアピールと、一周をランダム性のある飾り棚に囲まれた静の表情でバランスを見出したファサード。交差点前の人の賑わいに適度な存在感を与えながら、飾り棚が解放された場所からは店内の世界観が垣間見え、視線や興味を促せるよう構成。
未来の暮らしに想いを馳せる
連想のための空間
Move emotions(感動を見つける)という事業のミッションに則り、住まい手がまだ見ぬ「理想の暮らし」を想い描き、連想を促すための場所としてショールームスペースを構築。自身の“憧れ”に気づき、より明確にしていくことができるよう、空間の開放性、木質や石材などの自然素材の質感、ファニチャーやディスプレイなど、それぞれに上質さを念頭に置いたメイキングを行っている。
棒の密集で立体的に表現したメッセージサインは、見る角度により表情が変化し、真正面に向かい合った時にだけMOVE EMOTIONSが浮かび上がり、「感動を見つける」ことができるものに。
また、ショールームスペースは家具を移動させることで広大なセミナールームに可変する機能性も完備。
シンボルのツリーで
提供価値の物語を表現する
シンボルとなるツリー型の柱。その向こうに連なるランダムな角度と質感で街並みにみたてた各打ち合わせブース。公園とそのまわりを回遊できる道路のようなキッズスペースと通路。これらは、この場所を訪れる人がそれぞれの人生や夢について語らい、その一つひとつが彩り鮮やかな果実として実っていく。そして、実りである良質な住まいの数々が、やがて美しい街になる。という、ブランドとしてめざす提供価値の指針とそのヴィジョンを物語として表現したもの。
ナチュラルな明るい空間で
快適にオフィスワーク
ショールームとは一変して、オフィススペースはライトトーンの空間にスタイリング。ゆとりのある回遊動線やナチュラルな色調、体内時計に合わせて照明の色温度が徐々に変化する機能などを含め、毎日のオフィスワークに快適性を追求。
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